木造復元天守!白河小峰城|福島県白河市
白河小峯城内
福島県白河市にある白河小峰城に行ってまいりました。白河小峰城は14世紀の中頃に結城親朝が小峰ケ岡に城を構えたのが起源といわれています。江戸時代の1627年(寛永4年)に初代白河藩主、丹羽長重が改修を行い現在の白河の基礎となりました。4年がかりで造られた梯郭式(はしご状の郭(郭)が設けてある)の平山城です。幕末の戊辰戦争では新政府軍と奥羽列藩同盟軍が約3ヶ月にも渡って戦いました。そんな歴史的なお城の入口はこちら。
城内には石垣を囲むようにお堀がありました。
現在、白河小峰城の中はきれいに整備されています。
こちらはわずかに礎石が残る会津門跡。お城の西側にあった会津町の武家屋敷から三之丸への入口となっていた門です。高さは約7メートルもありました。
ここは大手門跡。大手門は表玄関にあたる門で、平成5年の発掘調査で発見されました。わりと最近ですね。この発掘時と礎石は同じ寸法で移設されたものだそうです。
白河小峰城の石垣は立派ですね。
この広場は二之丸跡。
それではいよいよ三重櫓へと向かいます。
どのお城もそうですが、建物が残ってなくても石垣はよく残っている場合が多い。一番当時を偲べるものではないかと個人的には思います。
この階段が細くなっている所は桜之門跡。本丸御殿の南側入口にあたる門です。構造は石垣の上に櫓がある櫓門。門の先は御殿の庭で、藩主などがお通りになったと考えられています。
桜之門跡を抜けると本丸跡に出ました。三重櫓や前御門も見えます。
本丸跡からは景色も抜群。白河の街を見渡せます。
この方向にはかつて富士見櫓や雪見櫓がありました。
また本丸には本丸御殿もあったそうです。藩主の住居と奉行などの役所を兼ねた建物でした。詳しいことは分かりませんが、畳の数は707畳ともいわれています。
三重櫓と前御門はともに木造での復元。
前御門は表門ともいわれ、本丸への正門です。構造はさきほどの桜之門と同じく櫓門。門の上に櫓があります。
三重櫓は本丸の北東に位置していて、三層三階(屋根が3つの3階建て)の櫓。白河小峰城では最も大きな櫓です。シンボル的な存在ですね。
お城の中で一番大きいということで、いわゆる天守ともいわれます。
三重櫓のまえにあるおとめ桜。初代白河藩主、丹羽長重は幕府の命令によってお城を改修します。その際に、本丸の一角にある石垣が何度も崩れてしまい、人柱をたてることになってしまいました。藩士の娘、おとめが捕らえられ人柱になったといわれています。お城の完成後、人々はこれを後に伝えるため桜を植えました。もとの桜は戊辰戦争で焼けてしまいましたが、今は新たな桜が春には咲き誇ります。
いわゆる天守閣 三重櫓
それではいよいよ三重櫓へ。木造で忠実に再現された三重櫓は、なんと無料で見学することができます。
三重櫓の一階。
- スポット名白河小峰城
- 料金無料
- 住所福島県白河市郭内1
- 福島県白河市郭内1
- 電話番号0248-22-1111(白河市役所観光課)
- 営業時間三重櫓見学 9:30~17:00(4〜10月) 9:30〜16:00(11〜3月)
- 休業日12/29~1/3
- 駐車場有
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