観光の定番!山寺(立石寺)|山形県山形市
山形県の観光名所、山寺に行ってきました。JR山寺駅から徒歩10分ほどで行くことができます。
正式な寺号は宝珠山阿所川院立石寺(ほうじゅさんあそかわいんりっしゃくじ)。山寺は通称です。860年に慈覚大師によって開山された、歴史ある天台宗のお寺。ご本尊は薬師如来様です。
根本中堂
根本中堂(立石寺中堂)はブナ材の建築物としては国内最古といわれていて、国の重要文化財にも指定されています。本尊はこちらの根本中堂に祀られていて、開祖・慈覚大師作といわれている木造薬師如来坐像もあります。木造薬師如来坐像と木造慈覚大師頭部・木棺もともに重要文化財。
比叡山延暦寺より分燈された”不滅の法燈”もあります。法燈は「釈迦の教えが闇を照らす」との考えを火に例えたもの。油を注ぐのを怠ると世は闇に包まれてしまうため、油断大敵という言葉の語源になったといわれています。目からウロコですね。
日枝神社
こちらの日枝神社では、毎年5月17日に山寺山王祭(日枝神社例大祭)が行われます。お祭りは9時からで、御神輿の出発は13時とのこと。
日枝神社の御神木は、山寺のオオイチョウという愛称もあるようです。樹齢1000年を超える天然記念物で、山形市で一番の太さを誇っているそう。
宝物館
こちらの宝物館には日枝神社の御神輿が安置してあると思われます。
念仏堂
そのお隣は念仏堂。ご本尊は阿弥陀如来様ということです。
鐘楼堂
念仏堂のかたわらには、除夜の鐘でおなじみの鐘楼堂。
力こんにゃく
これから奥之院までは約800段あるということで、売店で売っていた力こんにゃくをいただきました。醤油だしで煮こまれたこんにゃくだそうです。表面には味が染みてますが、中のほうはそうでもないのでしつこくない。からしもマッチしてました。
有料エリア
この先はこちらの山門から登って行きます。ここまでは無料ですが、ここからは拝観料として大人は300円が必要。
”閑さや岩にしみ入る蝉の声”。1689年に松尾芭蕉がこの地を訪れ、詠まれた句はあまりにも有名。この句をしたためた短冊を埋め、石に塚をたてたもので、せみ塚と呼ばれています。
釈迦堂
この急な岩場は釈迦ヶ峰といい、そこに建つのは釈迦堂です。どうやってこんな場所に建てたのか不思議ですね。現在では修行者以外の登山は禁じられているそうです。
奥之院
ついに山頂が近づいてまいりました。ふもとから頂上までは全部で1015段あるとのこと。けっこうな段数でしたが、心地良い疲れでした。
こちらは奥之院の前にある金灯籠。見事な細工が施されています。
ついにやってきました、奥之院。釈迦如来様と多宝如来様がご本尊ということです。
三重小塔
こちらは立石寺三重小塔。国の重要文化財に指定されています。
開山堂
開山堂は開祖・慈覚大師のお堂。木造の大師の尊像が安置されていて、朝と夕方にご飯と香を供えられているそうです。
納経堂
この建物は納経堂といって、写経を納めるためのもの。山寺で一番古い建物となってます。
五大堂からの眺め
開山堂の右側にあたる部分が五大堂。展望台のようになっていて、山寺や門前町を一望できます。ああ、絶景。自分の足で登ってくると、また格別ですね。
ニホンカモシカ
下山中、なにやら動物を発見。写真ではちょっと見えにくいですが、お分かりいただけますでしょうか。関係者の方にお聞きしたところ、ニホンカモシカではないかとのこと。まさか特別天然記念物に会えるなんて。ラッキーでした。
- スポット名山寺(立石寺)
- 料金山門より先は拝観料 大人300円・小人200/100円
- 住所山形県山形市山寺4456-1
- 山形県山形市山寺4456-1
- 電話番号023-695-2843
- 営業時間8:00~17:00
- 休業日年中無休
- 駐車場付近に有料駐車場が有
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