米沢城跡に建つ上杉神社｜山形県米沢市

山形県米沢市にある上杉神社に行ってまいりました。米沢城跡に建っており、上杉謙信公をお祀りする神社です。

上杉神社の周辺

参道の途中にあった上杉鷹山公の像。米沢藩九代藩主で、財政難だった米沢藩を再建した名君として知られています。

そのすぐそばにあった草木塔。切り倒された草木を供養する塔ということです。大事なことですね。

上杉神社への途中にあった松岬神社。

上杉鷹山公や二代上杉景勝公、大河ドラマでも有名な直江兼続公をお祀りしているそうです。

境内には池もありました。

こちらが拝殿です。

上杉神社へと続く舞鶴橋。1886年（明治19年）の建造だそうです。

米沢城跡に位置しているので周囲はお堀に囲まれている上杉神社。

米沢城跡

舞鶴橋を渡って上杉神社へと向かいます。

橋を渡ってすぐ右手には上杉謙信公の像。

そして左手には伊達政宗生誕の地。米沢といえば上杉家のイメージが強いかもしれませんが、米沢はもともと伊達家の所領。伊達政宗が豊臣秀吉の奥州仕置に反したため米沢を離れることになります。その後、関ヶ原の戦いで西軍についた上杉家が会津から米沢へ転封になりました。

そしてこちらは大河ドラマになった天地人の像。

またここにも上杉鷹山公の像がありました。

左手には小高い丘があります。

この石碑は上杉謙信祠堂跡。上杉謙信公はもともとの所領であった越後で亡くなり、米沢城に納められたそう。明治24年に上杉家廟所に移られたあとにこの石碑が建てられました。

上杉謙信祠堂跡と同じ小高い丘にある招魂碑。西南戦争で犠牲になられた将兵の方が祀られています。

上杉神社

まっすぐ進むといよいよ上杉神社があります。

門の左右には狛犬さん。

境内の様子です。

明治9年に上杉謙信公を祭神として建立された上杉神社。

こちらがその拝殿になります。

そしてその奥には本殿。この上杉神社は米沢出身の建築家、伊東忠太博士の設計ということです。

江戸時代以前からあったのではと勝手に思っていた上杉神社。明治になってからの建立ということで、いかに米沢の方から上杉家が慕われているかが分かりますね。