幻の城!北ノ庄城址にある柴田神社|福島県福井市
福井駅からも近い柴田神社
福井県福井市にある柴田神社に参拝してまいりました。福井駅からも歩いて5,6分で行くことができます。幻の城といわれる北ノ庄城の天守があったとされる場所にある神社です。
柴田神社の前にある九十九橋。九十九橋は北陸道と足羽川が交わる場所に架けられた橋で、朝倉家が越前(福井)を治めていた頃からあったようです。柴田勝家が半石半木の橋にしたと伝わっています。半石半木の珍しい橋として全国的にも有名で、1909年(明治42年)に架け替えられるまで活躍しました。
こちらは北ノ庄城堀跡。お堀の規模からして柴田勝家が築城した北ノ庄城のものと考えられています。詳しいことは分からないんですね。
ここにあるのは日向門の礎石。日向門は福井城三の丸の南東にあった門ですが、そこまで重要な門ではなかったようです。
こちらの石は北ノ庄城の石垣の遺構と考えられています。
北ノ庄城址の敷地内にあった柴田勝家像。歴史好きの方はご存知だと思いますが、柴田勝家は織田信長の重臣。はじめは信長と対立していましが、配下となってからは多くの戦で手柄をあげた猛将です。織田信長が朝倉家を滅ぼした後に北ノ庄城を与えられました。
1570年(元亀元年)に六角家の長光寺城を攻め落とした織田信長。柴田勝家はその長光寺城に配置されます。しかし六角家は城を奪還すべく大軍で攻め寄せました。水路を絶たれて窮地におちいった柴田勝家は瓶の中の水を味方に飲ませた後、瓶を割って邪念を払ったといわれています。結果的に六角家の大軍を退け、「瓶割り柴田」の異名をとりました。
こちらは柴田神社の鳥居。
その先にある手水舎です。
こちらはお市の方像。皆さんご存知、織田信長の妹であり絶世の美女としても有名な方です。なぜここに像があるかというと、お市の方はじめに近江(滋賀県)の浅井長政に嫁ぎました。しかし浅井家は信長によって滅ぼされます。そしてその後に柴田勝家に嫁いだからです。最期は賤ヶ岳の戦いで羽柴秀吉に敗れた夫、柴田勝家と共に北ノ庄城で自害しました。
こちらは三姉妹像。浅井長政との間に生まれた三人の娘です。長女は茶々(淀殿)。豊臣秀吉に嫁ぎ豊臣秀頼を生みました。次女は初(常高院)。京極高次の正室で、大坂冬の陣では徳川方と豊臣方の和議を取りまとめました。三女は大河ドラマにもなった江(崇源院)。江戸幕府2第将軍、徳川秀忠の正室です。歴史的にも重要な方ばかりですね。日本で一番有名な三姉妹ではないでしょうか。
柴田神社の拝殿の隣りにあるお社。三姉妹神社というそうです。
そしてこちらが柴田神社の拝殿。
奥には本殿がありました。
私が柴田神社を散策しているときに飛行機が隊列を組んで飛んでいきました。ブルーインパルスでしょうか。何にしてもカッコ良かったです。
幻の城といわれるだけあり僅かな遺構しかない北ノ庄城址。ですが歴史が好きな方なら非常に感慨深い場所だと思います。その僅かな遺構から当時を偲ぶのもいいのではないでしょうか。
- スポット名柴田神社 北の庄城跡
- 料金無料
- 住所福井県福井市中央1丁目21−17
- 福井県福井市中央1丁目21−17
- 電話番号0776-20-5460
- 営業時間見学自由
- 休業日見学自由
- 駐車場無
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