旧日本銀行新潟支店長宅だった砂丘館|新潟県新潟市
実は砂丘の上にある砂丘館
新潟県新潟市中央区にある砂丘館に行ってまいりました。実は新潟の街は新潟砂丘の上にあるのです。砂丘館の名前はそこからきているのでしょう。

砂丘館はもともと旧日本銀行新潟支店長宅だった建物。1933年(昭和8年)の建築です。建築費は現在の価格でなんと約3〜4億円。縦長なレイアウトで、中廊下によって応接・住居スペースとサービスヤードが明確に区分されているという特徴があります。こちらの玄関が入口。入場はなんと無料です。

一階
玄関のすぐ左手にある洋間。

こちらでは10:00〜17:00まではコーヒーがいただけます。

ここが応接・住居スペースとサービスヤードを区分している中廊下。

この廊下の右手にはお座敷や茶の間、左手には書斎や先ほどの洋間があります。

手前がお座敷、奥が居間。

お座敷には床の間に押入れがあります。

欄間の模様は竹でしょうか。

居間は書院風の造り。居間の右手には茶の間がありますが、この日は中に入れませんでした。

お座敷は十畳、居間は八畳もあります。広いですね。

こちらは奥座敷。杉の面皮柱(木目を出した柱)を使った数寄屋風のお部屋とうことです。

奥座敷あたりから主庭を見たところ。

二階への階段は少し急なので気をつけたいですね。

二階
二階の階段を登ったところにあるスペース。ここにも畳がしいてあります。今となっては贅沢ですね。

控え室には作品が展示してありました。

二階の廊下。かつてこの廊下の窓からは新潟の町が一望できたそうです。

手前が次の間。そして奥が客間になります。

客間には床の間に違い棚、付書院、天袋と揃っていて書院造りになるんでしょうか。

欄間は目が細い縦繁欄間。ちなみに二階の木材は全て台湾ヒノキを使用してあるそうです。

何に使うんでしょうか。廊下には小さい戸が設けてありました。

庭
砂丘館は庭にも行くことができます。写真右手の木はサルスベリ。

こちらが主庭になります。右手にあるのはシュロの木。そして十数本のクロマツが庭を彩ります。

住居の奥にある蔵。これは新潟の町が災害に遭った場合でも、支店長宅で業務ができるようにという配慮があります。中はギャラリーになっていて入ることが可能ですが、この日は準備中では入れませんでした。

支店長の家ということで、昔の商家のような凝った意匠はないということですが、それでも十分に手間のかかった住宅だと思います。お茶の間や蔵の中も見てみたいですね。

- スポット名砂丘館
- 料金無料
- 住所新潟市中央区西大畑町5218-1
- 新潟市中央区西大畑町5218-1
- 電話番号025-222-2676
- 営業時間9:00~21:00
- 休業日月曜日(休日の場合は翌日、翌日が土日の場合は次の火曜日)12/28~1/3
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