三大平山城の一つ!現存天守がある松山城|愛媛県松山市

この大きな門は内門。今回は立ち入れなかった仕切門の方へつながっています。1933年(昭和8年)の放火で焼失し、その後復元されました。

53内門

そしてこちらがメインとなる天守。松山城創建当時は五重だったといわれています。1642年(寛永10年)に松平定行が三重に改築しましたが、1748年(天明4年)に雷で焼失し、1754年(安政元年)に再建されました。1933年(昭和8年)の放火でも無事で、天守が残ったのが不幸中の幸いでしょう。

54天守

この穴蔵(重要文化財)から天守内へ入ります。穀倉や米蔵といい、かつては米などが貯蔵されていました。

55穴蔵

櫓内

まずは天守に連結される櫓をグルリと一周します。

56天守一階

ここは多聞櫓の玄関。

57天守一階玄関多門櫓

北隅櫓は展示室になってます。

58北隅櫓

鎧も展示してありました。かっこいいです。

59北隅櫓

北隅櫓の二階。

60北隅櫓二階

昭和になってからの復元ですが、当時の姿が再現されているそうです。

61北隅櫓二階

北隅櫓から見た本壇。櫓が中心をグルリと囲っています。

62北隅櫓二階

北隅櫓から見た松山の街。手前には乾櫓や乾門が見えています。

63北隅櫓二階乾櫓乾門

ここは十間廊下。

64十間廊下

刀剣類が展示してありました。

65十間廊下

南隅櫓も展示スペース。

66南隅櫓

多聞櫓も同様です。

67多門櫓

小天守

小天守の石落しと狭間。石落しは壁や塀をせりだして、そこから鉄砲や槍などで敵を攻撃する防御設備です。狭間は鉄砲や弓矢を射るためにあけた穴で、通常は内側が広くて外側が狭くなっています。これは攻撃しやすく、敵の攻撃を受けにくいようにする工夫です。

68小天守石落狭間

小天守の二階。

69小天守二階

棟上げ式の弓矢が展示してありました。

70棟上式の弓矢

小天守からの眺めも抜群。いい景色でした。

71小天守二階

小天守から見た一丿門。こうして見ると一丿門で足止めされている敵を攻撃しやすいというのが分かりますね。

72小天守二階

筋鉄門の上の通路。

73筋鉄門の上

天守

そしていよいよ天守の中です。

74天守二階

天守をはじめに建造したのは先述のとおり加藤嘉明ですが、完成目前で会津へ転封。その後、蒲生忠知が入国し二の丸を完成させます。しかし参勤交代の途中で病没し、子がなかったためお家断絶。次に桑名城主だった松平定行が入国し、五重だった天守を3年かけて三重に改築しました。

75天守二階

その後、雷によって天守が焼失するなど、紆余曲折を経て現在の姿になった松山城。天守が現存しているのはとても有り難いことです。

76天守二階

中央のスペースでは小天守などが復元された時のドキュメンタリー映像が放映されていました。

77天守二階

これは武者走りでしょうか。

78天守二階

階段はけっこう急なので気をつけましょう。

79天守二階

天守の三階。最上階になります。

80天守三階

三階は遮るものがほとんどない造り。

81天守三階

いまでいうとワンルームのようになっています。

82天守三階

天守三階からの眺めも最高。

83天守三階

いい景色でした。

85天守三階

三階まで見たあとは一階へ向かいます。

86天守一階

天守一階の武者走り。

87天守一階

畳敷きもありました。基本的に生活空間ではない天守。畳敷きは珍しいと思います。

88天守一階

一階では鎧や着物を着て記念撮影もできるようです。

89天守一階

一部は展示スペースになっていました。

90天守一階

本壇の周囲

天守を見たあとは本壇の周りを散策。

91天守

こちらの紫竹門(重要文化財)の先へ向かいます。紫竹門は乾門方面からの敵の侵入に備えています。

92紫竹門

本壇の石垣の下。

95通路

向かって左手から見た本壇。北隅櫓、十間廊下、南隅です。

96北隅櫓 十間廊下 南隅櫓

こちらは野原櫓(重要文化財)。乾櫓とともに本丸西北を防衛する役割です。日本では唯一現存する望楼型二重櫓で、天守の原型ともいわれています。

97野原櫓

そしてこちらが乾門と乾門東続櫓。

98乾門

正木城からの移築といわれ、搦手(裏手)の最も重要な門となってます。

99乾門東続櫓

正面奥に見えるのが乾櫓(重要文化財)。乾門とともに搦手の防衛を担う重要な櫓です。こちらも正木城からの移築と伝わり、城内最古の建物の一つといわれています。

100乾櫓

外側から見た乾門と乾門東続櫓。

101乾門

102乾門 乾門東続櫓

そして外側から見た乾櫓です。

103乾櫓

104乾櫓

最初に3つの登城ルートをご紹介しましたが、最後の1つである古町登山道がこちら。おそらくここが最も昔の雰囲気を味わうことができそうです。今回は時間の都合で行くことができませんでした。

105古町登山道

松山城は本壇の搦手も歩くことができます。

106石垣

本壇の石垣のすぐそばを通れるというのはあまりないでしょう。

107石垣

なかなか迫力がありました。

108石垣

全部で21棟の重要文化財がある松山城。残念ながら火事によって本壇の建物の一部は焼失してしまったのですが、それでも復元によって当時の姿を今に残してくれてます。とても見どころも多いので、時間に余裕をもって登城したいですね。

  • スポット名
    松山城
  • 料金
    大人460円
  • 住所
    愛媛県松山市丸之内
  • 愛媛県松山市丸之内
  • 電話番号
    089-921-4873
  • 営業時間
    (2~7月 9~11月)9:00~17:00(8月)9:00~17:30(12~1月)9:00~16:30
  • 休業日
    12月第3水曜日
  • 駐車場
    有料駐車場が有

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