明治期の洋風建築!新潟県議会旧議事堂|新潟県新潟市
白山神社の近くにある新潟県議会旧議事堂
新潟県新潟市中央区にある新潟県議会旧議事堂に行ってまいりました。白山神社の近くにあります。

新潟県議会旧議事堂は1883年(明治16年)に新潟県会議事堂として建造されました。明治期の県会開設時の議事堂としては唯一現存し、国の重要文化財にも指定されています。

1932年(昭和7年)に県庁舎内に議場が移った為、その役割を終えました。

館内への入口はこちら。無料で入館することができます。

館内1階
まず最初は傍聴人控室。

現在は建設当時の県令の業績や建物の特徴などを展示してあります。

傍聴人控室の天井。

中央に展示してあったストーブ。明治期のものだそうです。

こちらはシャンデリア。

議事堂に使われていた金具類です。


こちらはお隣の研修室。昔の新潟の写真が展示してあります。

書紀室に現存する当時の天井中心飾り。松と帆掛け船という模様です。

こちらは守衛室の天井中心飾り。梅の模様です。

議場
この建物のメインといっても過言ではない議場。

天井はこんな感じです。

東京の明治会堂を模範にして造られたそうです。

隅には様々な物が展示してありました。



議長と初期の席。

議長席からの議場の眺めです。

色々見てきて思うんですが、明治期や大正期のいい建物は時間がたっても色あせないですね。

雰囲気もどこか品があります。

明治16年から昭和7年まで議会運営に使われた大時計。こちらは修理復元された物です。

議場の2階にもあがることができました。

2階からの眺め。


上から見るとまたすごいです。

館内2階
新潟県議会旧議事堂は本館の2階にも行くことができます。

階段の途中には鳴り天井の案内。ここで力強く手をたたくと蜂の羽音のような響きが2〜3秒間くらい聞こえるそう。これは音の多重反響によるもので、あの日光東照宮の鳴き竜と同じ原理です。私も手を叩いてみましたが、確かに綺麗な残響が聞こえました。

2階の議員控室。

新潟県の歴史や各県の議事堂などが展示してあります。

展示してあった官吏の大礼服。

こちらは委員室にあるマントルピース。これは復元された物のようで、鳥取県の仁風閣にはマントルピースが現存しています。

このテーブルと椅子は明治時代に県庁で実際に使用されていました。

2階バルコニーからの眺め。当時はどんな風景だったんでしょうね。

1975年(昭和50年)から一般公開されている新潟県議会旧議事堂。素人目に見ても素晴らしい建物だと思います。今後も維持管理していただきたいですね。

- スポット名新潟県議会旧議事堂
- 料金無料
- 住所新潟県新潟市中央区一番堀通町3-3
- 新潟県新潟市中央区一番堀通町3-3
- 電話番号025-228-3607
- 営業時間9:00〜16:30
- 休業日月曜日 12/28〜1/4
- 駐車場無
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