国宝!日本100名城のひとつ 鑁阿寺|栃木県足利市
実は日本100名城の鑁阿寺
栃木県足利市にある鑁阿寺(ばんなじ)に行ってまいりました。鑁阿を”ばんな”って読めませんよね。お寺はこの石畳の奥にあります。
かつて鎌倉公方(室町幕府がおいた鎌倉府の長官)をつとめた足利家が館をかまえていた鑁阿寺。そのため周囲はお堀に囲まれており、足利氏宅跡として日本100名城に選出されています。
こちらは仁王門。栃木県の指定有形文化財に登録されています。
ちょっと見えにくいですが、阿形の仁王像。
こちらは吽形の仁王像です。
仁王門を後ろから見たところ。
重要文化財に指定されている鐘楼。入母屋造の本瓦葺きという構造です。
建立は1196年(建久7年)。とても古い建物です。
本堂の前にあった大香炉。
こちらは多宝塔。現在の建物は1629年(寛永6年)に再建されたものです。
多宝塔としては日本で最大。栃木県の指定文化財です。
こちらは手水舎。
そしてこちらが本堂。国宝です。
鎌倉時代にあたる1196年(建久7年)の建立で、1299年(正安元年)の再建です。
本堂の前にある獅子舞おみくじ。お金を入れると獅子舞が踊りだします。
本堂の左手にある中御堂。1592年(文禄元年)の再建だそうです。
境内にある大木、大銀杏。天然記念物です。開基(お寺を開いた人)足利義兼のお手植えといわれていますが、鎌倉時代末期の古地図には載っていないそう。それでも樹齢は約550年と推定され、江戸時代にはすでに大木だったそうです。木の下でお見合いが行われ、縁結びの御神木ともいわれる。また避雷針の役割も果たしており、境内の建物を守ってきました。
こちらは本坊。お坊さんがお住まいと思われます。
この赤い鳥居があるところは稲荷大明神。
本堂の裏手にある北門(薬医門)。足利市の重要文化財に指定されています。
こちらは蛭子堂。開基 足利義兼の妻、北条時子(源頼朝の妻、北条政子の妹)をお祀りするお堂です。安産祈願のお堂で、足利市の重要文化財に指定されています。
こちらは校倉。宝庫、大黒堂ともいわれているそうです。足利市の指定重要文化財。
こちらのお堂は大酉堂。おとり様といわれています。
県の指定文化財である御霊屋。赤御堂とも呼ばれるそうです。
創建は鎌倉時代といわれていますが、現在の建物は江戸幕府11代将軍・徳川家斉の寄進によって再建されました。
この門は西門。本瓦葺きの切妻造りで四脚門という構造です。1432年(永享4年)の再建で、県の指定文化財です。
そしてこちらは経堂。開祖 足利義兼が妻の供養のために創建したといわれています。
現在の建物は1407年(応永14年)の再建。重要文化財に指定されています。
夜はライトアップされていました。
鑁阿寺はお寺であって日本100名城にも選ばれているという意外性もあります。境内には国宝を含む貴重な建物も現存。参拝自体は無料なのも嬉しいですね。
- 料金参拝無料 拝観 15名以内6,000円
- 住所栃木県足利市家富町2220
- 栃木県足利市家富町2220
- 電話番号0284-41-2627
- 営業時間拝観 9:00~16:00 参拝自由
- 休業日無休
- 駐車場太平記館 観光駐車場利用可(無料)
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