溶岩なぎさ遊歩道は原始っぽい!|鹿児島市桜島
桜島溶岩なぎさ公園と烏島展望所を結ぶ遊歩道
桜島にある溶岩なぎさ遊歩道を散策してまいりました。桜島溶岩なぎさ公園と烏島展望所を結ぶ遊歩道で、日本の遊歩百選に選ばれています。

溶岩なぎさ遊歩道の全長は約3キロ。

海岸線に沿っていてい、場所によっては錦江湾が望めます。

溶岩なぎさ遊歩道は1914年(大正3年)の大噴火で流れ出た溶岩によって形成された溶岩原の上に整備された道。

その為こんなゴツゴツとした溶岩石がいたるところにあります。当時は全く生命が生きれなかった場所。それから100年の月日を経て生命が宿りはじめてきました。

溶岩原の向こうに見える御岳山頂。

途中に何箇所かこういった展望所が設置してあります。

溶岩原と錦江湾の豪華共演。素晴らしい景色です。

溶岩原の中を延々と続く遊歩道。

遊歩道から見た御岳山頂。

道端にはこんなデカい溶岩石なんかもあったりします。

溶岩石がころがる海岸。

溶岩なぎさ遊歩道にはところどころに歌碑があります。こちらは高濱年尾の「熔岩色を 重ねて古りて 冬ざれて」の歌碑。高濱年尾はあの高浜虚子の長男で、桜島を好んで訪れたそうです。

この辺りは緑が豊かですね。


遊歩道から見た錦江湾。

日陰で休んでいた猫。

こちらは金子兜太の「黒い桜島 折れた銃床 海を走り」。黒い桜島は朝日を瀬にした桜島のことだそう。作者の戦争体験に桜島の景観を重ね合わせた句とうことです。

「マグマ湯の 赤く溢れて 梅雨の月」。横山房子の歌碑です。マグマ湯は当時の国民宿舎さくらじま荘の温泉。濃い褐色をしていたそうです。

この辺りは普通の森の小道みたいですね。

少し歩けばまた溶岩石が転がる海岸に出ます。色々な景色が見れるので飽きない。

錦江湾の水も青くて綺麗です。


少し開けた場所から見えた御岳山頂。

御岳山頂が遊歩道と木々の隙間に見えたりもする。

遊歩道の先に佇む御岳山頂。

またまた海岸線。溶岩石がゴロゴロとあります。

遊歩道の向こうの御岳山頂。

こちらは後藤左右の「夏山と 熔岩の色とは わかれけり」。活気のある夏山と殺伐とした熔岩原を対比した作品ということです。

川と御岳山頂。

「さくら島 とどろき噴けり 旧端午」。水原秋櫻子の歌碑で、作者がたまたま桜島の大噴火に遭遇して詠んだ歌ということです。

緑が茂った熔岩原のかなたにある御岳山頂。

原始時代のことは知らないですが、僕がイメージしている原始時代のような風景がいたるところに広がっていました。あまり観光の方で歩いている人は見かけませんでしたが、時間があればぜひ歩いていただきたい遊歩道です。
- スポット名溶岩なぎさ遊歩道
- 住所鹿児島市桜島横山町
- 鹿児島市桜島横山町
- 営業時間散策自由
- 休業日年中開放
- 駐車場有
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