古い建物が残る佐野の街を散策｜栃木県佐野市

古い建物を見ることができる佐野市

かの有名な佐野ラーメンを目的にやってきた栃木県佐野市。ラーメン屋さんを巡っているうちに古い建物が点在していることに気が付き、街中を散策してみました。

日光例幣使街道沿いの街並み

実は宿場町として栄えた佐野。日光例幣使街道沿いには今も商家などが残ります。

かつて佐野には天明宿と犬伏宿の2つの宿場町がありました。佐野市を走る日光例幣使街道（県道67号線）は江戸時代の脇街道（五街道以外の主要な街道）の一つ。徳川家康を祀った東照宮への勅使（偉い人が出した使者）がこの道を通ったことからこの名が付きました。

味噌まんじゅうを売っている新井屋さん。

奥には蔵もありました。

佐野の街は戦災からも逃れられたため、古い建物が残っているようです。

蔵の面影がある建物。

古い街並みとはちょっと違うかもしれませんが、昔ながらのおもちゃ屋さん。

こちらは昔ながらな建物のエプロン屋さんのようです。

古い建物は例幣使街道だけじゃない

古い建物は例幣使街道以外にも残っています。

何気ない風景なんですけどね。

その辺を歩いていると昔ながらの住宅があったりします。

個人的には趣があってグッときました。

昔は商家だったと思われる立派な建物のこちら。現在はなんとパソコンスクールが入居しているようです。有効活用ですね。

昔ながらの金物屋さん。

現在は営業されているんでしょうか。こちらは燃料屋さんのようです。

色々なタイプの古い建物を見ることができました。

漆喰がはげてしまっている蔵。維持管理が大変そうですね。

影澤医院

こちらは影澤医院という病院。1911年（明治44年）の開業という歴史ある病院です。

とてもモダンな雰囲気で、病院とは思えないほど造りも凝っている。ピンクを基調としている木造2階建で、かわいい建物ですね。中央にある”影澤外科院”の文字もオシャレ。登録有形文化財ということです。

日本キリスト教団佐野教会

1934年（昭和9年）に建てられた日本キリスト教団佐野教会。木造2階建で、こちらもかわいい建物ですね。影澤医院と同じく登録有形文化財です。

大田邸

こちらは大田邸。江戸時代の末期に建てられた蔵造りの住宅です。黒漆喰仕上げが見事で、非常に重厚感がありますね。

小島邸

昭和初期に建てられた2階建ての洋館、小島邸。窓の上部の飾りなどとても凝ったつくりになってます。大田邸、小島邸とも現在も住居として使用されてますので、外観のみ見ることができます。

佐野には超有名な建築物があるわけでもなく、特に美観地区といった区画もありません。なので気をつけていないと通り過ぎてしまうことになるでしょう。しかしよく見てみると趣のある建物もたくさんあるので、とても面白い街だと思います。